[30日 ロイター] - メキシコ国家統計地理情報局が30日発表した第1・四半期国内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%増で、ロイターがまとめたエコノミスト予想の横ばいを上回った。

第一次産業が低迷する一方、サービス部門が堅調だった。

前年比では1.6%増で昨年第4・四半期の2.5%増から鈍化した。エコノミスト予想は2.1%増だった。

パンテオン・マクロエコノミクスのチーフ中南米エコノミスト、アンドレス・アバディア氏は、景気減速が続いていることを確認し、「金融状況のタイト化や困難な海外状況、インフラ投資の増加などが影響した」と指摘した。

経済は10四半期連続で拡大しているものの、成長の勢いは最近の傾向と比較して鈍いという。