[ハノイ 20日 ロイター] - ベトナム国会は20日、チャン・タイン・マン副議長(61)を新議長に選出した。2021年から副議長を務めていたマン氏は、先月に国会議長を辞任したブオン・ディン・フエ氏の後任となる。

ベトナム共産党は週末、党序列4位の国会議長にマン氏を指名したと発表していた。20日の投票では、出席した475人の議員全員がマン氏の昇格に賛成した。

国家元首で党序列2位の国家主席にトー・ラム公安相(66)を充てる人事も、今週中に国会で承認される見通し。

政治情勢が比較的安定しているベトナムでは異例なことに、1年半足らずの間に2人の国家主席と国会議長1人が辞任。最高指導者グエン・フー・チョン党書記長が進める反汚職運動の下、いずれも「規則違反」により職を辞したが、具体的な理由は明らかにされていない。