きょう(21日)午前、岡山県笠岡市沖で農林水産省が所有する漁業取締船が浅瀬に乗揚げました。けが人はいませんが、海に油が流出しています。

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午前9時44分ごろ農林水産省が所有する漁業取締船『白鷺(しらさぎ)』の乗組員から、「船が乗揚げた浸水している」と海上保安庁に通報がありました。水島海上保安部の巡視艇などが駆け付けたところ笠岡市北木島の西側に位置する梶子島付近の海域で船が浅瀬に乗揚げていたということです。

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乗組員14人全員が救助されけが人はいないとのことですが、船は船首を残して海に沈みました。また周辺には長さ約40メートル幅30メートルほどの油が確認されています。漁業取締船『白鷺』は、広島県の尾道港から兵庫県の淡路島の港に向けて航行していたということで、違反船の追跡中ではありませんでした。海上保安庁では、船長に話を聞くなど乗揚げた原因を調べています。