色とりどりのバラが美を競う「春の佐賀バラ展」=佐賀市の佐賀玉屋 

 佐賀バラ会(井手美智子会長)が主催する「第133回春の佐賀バラ展」が、佐賀市の佐賀玉屋で開かれている。会員22人が手塩にかけて育てた約200輪のバラが優雅に咲き競い、来場者を魅了している。5日まで。

 純白の花弁が剣のように反り返った「そどおり姫」や、明るい朱紅色が京都の送り火を思わせる「大文字」など、ダイナミックな大輪種を中心に約80種を展示。「芳純」や「ブルームーン」といった香り高い品種もある。

 3日のコンテストで、「一本花の部」最高賞の県知事賞に選ばれた千手千賀子さん(78)の「テラコッタ」は、上品なレンガ色の花と青々とした葉や茎が印象的。井手会長は「新しい品種も次々に出てきて、それぞれ異なった魅力がある。市販のバラではなかなか感じられない豊かな香りも楽しんで」と話す。

 入場無料で、5日は午前10時から午後4時まで。バラ苗の販売も行う。(伊東貴子)