辻井伸行(C)Yuji Hori

 佐賀新聞社は創刊140周年記念事業として、国際的ピアニストの辻井伸行さんがソリストとして出演する「セキスイハイムpresents ドミンゴ・インドヤン指揮 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団 ピアノ・辻井伸行」(佐賀新聞社、佐賀市文化振興財団主催)を11日午後3時から、佐賀市文化会館大ホールで開く。チケットは完売している。

 ウォルトンの「喜劇的序曲《スカピーノ》」で幕を開ける。辻井さんは2023年に英国最大のクラシック音楽祭「BBCプロムス」でも同楽団と共演したラフマニノフの難曲「ピアノ協奏曲第3番」で登場する。同楽団は、チャイコフスキーの名曲「交響曲第5番」も演奏する。

 同コンサートはクラシックファン待望の来日ツアーで、佐賀を皮切りに、サントリーホール(東京都)など5カ所で6公演を巡る。辻井さんは4月22日、クラシック音楽の名門レーベル「ドイツ・グラモフォン」と、日本人ピアニストとして初めて専属契約を結んだと発表した。

 開場は午後2時15分で、時間に余裕を持った来場と公共交通機関の利用を勧めている。(花木芙美)