驚きのニュースと言えるだろう。

 レアル・ソシエダの久保建英は先月、2029年まで契約を延長した。それでも、移籍市場での人気は衰えず、リバプール、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルなどからの関心が取り沙汰されている。

 そんななか、スペインメディア『EL NACIONAL.CAT』は、プレミアリーグで4位と快進撃を続けるアストン・ビラが久保に興味を持っていると伝えた。

 記事によれば、ビラはウナイ・エメリ監督の手腕を高く評価。2億ユーロの移籍予算を与えて、希望する補強ができるようにし、指揮官の好みに合ったチームを構築できるようにしたいと考えているという。その獲得リストに久保があがっているというのだ。

「エメリ監督は、獲得リストを作成した。そこにはレアル・ソシエダのスター、クボがいた。エメリは彼が自分のシステムに完璧にフィットすると信じており、6000万ユーロの契約解除条項を利用して彼をアノエタから引き抜くつもりだ」
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 エメリ監督といえば、久保がラ・リーガ2年目の2020−2021シーズン前半戦にレアル・マドリーからのレンタルでプレーしたビジャレアルの指揮官だ。

 当時は満足な出場機会を与えられず、いわば“冷遇”された久保は半シーズンで退団を決断。ヘタフェに武者修行先を変更した経緯がある。

 細かく戦術で縛るスペイン人指揮官のスタイルは、日本代表MFの良さを消していた面もたった。

 そういう意味では驚きの報道だが、ビジャレアル時代に一度は獲得したのだから、そもそものポテンシャルは評価していたということ。レアル・ソシエダでの活躍を受けて、もう一度使ってみたいと考えたのかもしれない。    

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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