4月13日に開催されたプレミアリーグ第33節で、マンチェスター・シティは橋岡大樹が所属するルートンと対戦し、5−1で圧勝。翌日に今節を戦うアーセナルとリバプールをかわし、暫定で首位に浮上した。

 勝利に大きく貢献し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのが、マテオ・コバチッチだ。開始直後に橋岡のオウンゴールで先手を取るも、追加点を奪えずにいた64分、ショートコーナーからフリアン・アルバレスが送り込んだクロスに合わせ、豪快に右足を一閃。コース、スピードともに完璧なシュートをゴール右隅に突き刺し、完全に自分たちのペースとした。

 殊勲のクロアチア代表MFは試合後、『シティ・コミュニティ』の一環で子どもからのインタビューに対応。純粋無垢なちびっ子記者から「幼少期の憧れの選手は誰?」と問われると、「良い質問だね」と頬を緩め、母国の英雄とJリーグでも活躍したレジェンドの名を挙げた。

「いつも何人か憧れの選手がいたし、それもたくさん変わっていった。けれどフットボールを完全に理解し、より深く関わるようになった時は(ルカ・)モドリッチと(アンドレス・)イニエスタが僕の憧れの選手になったよ」
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 また、「若い頃、フットボーラーになるモチベーションを与えてくれた人は?」という質問には、「正直、モチベーションはそれほど必要なかった。フットボールが大好きで、自分の中にモチベーションがあったからね」と回答。そのうえで、大事なパートナーの存在を明かした。

「でも父はいつも一緒にいてくれて、支えてくれた。僕が毎回のトレーニングに集中できていない時にサポートしてくれたんだ。だから誰か1人を選ぶとしたら父になるかな」

 そして最後に「子どもの頃に好きだったチームは?」と訊かれた際は、苦笑い。的確な答えを探すような素振りを見せた後、スマートに下部組織から在籍した古巣だと伝えた。

「僕はクロアチア人なので、クロアチアのディナモ・ザグレブがお気に入りのチームで、今も応援しているチームだよ」

 大人同士のやり取りでは生まれない、味わい深い直撃インタビューとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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