◇セ・リーグ 巨人4―1中日(2024年5月8日 バンテリンD)

 巨人は敵地で中日を下して2連勝。2カード連続の勝ち越しで貯金2とした。水曜日の試合は今季4戦全敗だったが、5試合目で初勝利となっている。

 初回に丸と吉川の安打、岡本和の四球出塁で1死満塁とし、坂本の中犠飛で先制。1―0のまま迎えた8回には萩尾、吉川の安打などで2死満塁とし、39歳の長野が走者一掃の3点適時三塁打を放ってリードを4点に広げた。9回には5番手左腕・バルドナードが今季16試合目の登板で初めて失点したが、逃げ切った。

 先発右腕・堀田は6回途中6安打無失点の好投で無傷の今季2勝目。救援登板だった4月28日のDeNA戦(横浜)では見事な火消しぶりで2022年8月5日のヤクルト戦(神宮)以来632日ぶりとなる白星を飾ったが、先発での勝利はそのヤクルト戦(神宮)以来642日ぶりとなっている。

 阿部慎之助監督(45)との試合後の主なやりとりは以下の通り。

 ――堀田の投球は。

 「いやもう素晴らしい。最後も満塁をしのいだしね。素晴らしかったです」

 ――交代は万全を期して。

 「そうですね」

 ――長野の一打も大きかった。

 「あれで勝てたと思うので」

 ――堀田も中継ぎから先発で活躍。

 「ちゃんとチャンスをつかんで好投しているので、それがプロの競争ですから」

 ――長野のスタメン抜擢は。

 「困ったときのベテランだと思うし、明日休みだしね」