卓球の「サウジスマッシュ2024」は8日、女子シングルスのラウンド16が行われ、世界ランキング8位の張本美和(木下グループ)はジョルジャ・ピッコリン(イタリア)と対戦。3−0で勝利しベスト8進出を決めた。

■相手とのラリー戦で圧倒

張本美は初戦はリウ・ヤンズー(オーストラリア)相手に苦しみながらも勝利。2回戦はシャオ・ジエニー(ポルトガル)に3−0で完勝して勝ち上がってきた。

第1ゲームの入りは張本美が鋭いフォアの反応を見せるなど優位に立つ。相手の逆を突く巧みなラリーも見せるなど、ポイントを重ねた張本美が11−3で奪取する。

第2ゲームも張本美が3連続ポイントでリードを奪い、早々に相手のタイムアウトを引き出す。その後も力強いラリーでピッコリンを押し込む張本美だが、相手のサービスの変化などもあり7−7の同点に。しかし、重要な2ポイントを沈めた張本美が11−8で奪い王手をかける。

第3ゲームも張本美のペースは変わらず。連続ポイントでリズムに乗る。リードを広げたままマッチポイントを迎え、最後はバックからの鋭いフォアで11−3。安定感ある戦いで2戦連続ストレート勝ちを収めた。

張本美はこの後行われる平野美宇(木下グループ)対陳夢(中国)の勝者と対戦する。