4月2日、工事車両からの油漏れで東北新幹線が仙台駅と東京駅の間で運転を見合わせました。工事車両のエンジン部分に「初期不良のボルト」が使われ油漏れにつながったと見られることがわかりました。

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4月2日午前5時過ぎ、東北新幹線の福島駅付近で線路の安全確認を行う工事車両から油が漏れているのが見つかりました。点検のため、東北新幹線は仙台駅と東京駅の間の上下で運転を見合わせ乗客4万3500人に影響が出ました。当時、工事車両からはおよそ20リットルのエンジンオイルが漏れ出しました。

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JR東日本によりますと、エンジンに付属するコンプレッサーに使われていたボルトが外れ脱落した部品によって内部が破損し油漏れにつながったということです。購入時点で不具合がある「初期不良のボルト」が使われていたということです。JR東日本は油が漏れた車両を含め同じ形式の工事車両を25台使っていますが、現在すべての使用を中止しています。7日までコンプレッサーのボルトを確認し異常がなければ使用を再開する方針です。