昨年度に申請を受け住民に支払うべきだった事業補助金を未払いにしていたなどとして、宮城県大衡村は担当の30代の男性職員を戒告の懲戒処分としました。

12日付で戒告の懲戒処分を受けたのは大衡村の30代の男性職員です。

大衡村によりますと、男性職員は昨年度、住民に本来支払うべきだった5件の事業補助金を未払いにしていたほか、住民からの申請10件を未処理にしていたということです。3月、この男性職員が書類の整理を行っていた際に未処理の書類を発見し、不適切な事務処理が発覚したということです。村では、3月中に未払いの事業補助金を支払うなど事務処理を行いました。

また、管理職に対して職員の管理・監督の徹底に努めるよう指示しました。

村は、この男性職員の上司にあたる50代の男性課長を訓戒の懲戒処分としました。大衡村の小川ひろみ村長は「村政への信頼を維持できるよう職員全員で再発防止に努める」とコメントしています。