老朽化に伴い建て替えられる仙台市役所の本庁舎の本格的な解体が始まりました。
解体は今年8月末まで続き、その後、同じ敷地で新しい庁舎の建設が始まる予定です。

大槻聡記者:
「午前9時前です。仙台市役所本庁舎の本格的な解体工事がいよいよ始まりました」

TBC

15日午前9時前から大型の重機を使って本庁舎低層階棟の正面玄関付近から取り壊しが始まりました。去年9月に始まった工事は、これまで庁舎正面の噴水広場の解体や内装の取り外しなどが行われてきました。15日から低層階棟の取り壊しが始まり、5月の大型連休明けには議会棟にも着手します。

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解体される本庁舎は1965年に完成し、60年近く市民に親しまれてきました。

仙台市本庁舎整備室 藤田考一室長:
「使いにくいなと思ったこともあったけど壊されるとなると寂しい思いがある。長く使ってきたので市役所職員にとっても愛着がある。今度は新本庁舎が建設されることになるので期待してもらえれば」

仙台市本庁舎整備室 藤田考一室長

低層階棟と議会棟の解体は今年8月末まで続く予定で、更地になった場所に新庁舎が建設されます。新庁舎は地上15階、地下は2階建てで、2028年度の利用開始を目指しています。

建て替えのスケジュールは…

本庁舎建て替えのスケジュールをまとめました。15日、解体が始まった今の庁舎の南側、低層階棟と議会棟は、今年8月末の完了を目指し工事を行います。その後、9月頃から更地になった庁舎南側の土地に新しい本庁舎の新築工事を始めます。

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そして、2027年度中に新庁舎を完成させ、2028年度から利用を始める予定です。その後、現在職員が利用している庁舎北側の高層階棟などの解体を始め、2029年度からその北側の土地に新庁舎の低層階棟や駐車場を新築します。

すべての工事が終わるのは2030年度の予定で、総事業費は514億円を見込んでいます。