仙台うみの杜水族館の生き物たちをシリーズで紹介、5回目は「マアナゴ」です。いつも筒の中で身を寄せているマアナゴ。今回は元気よく泳ぎまわりご飯を食べる珍しい姿を撮影しました。そして、血液に毒があるというマアナゴの生態を探ります。

狭い場所を好み穴などにもぐり込む習性があり「穴子」と呼ばれるようになったアナゴ。チンアナゴやギンアナゴなど、アナゴ科には150種類以上があり、そのなかでも一般的にアナゴと呼ばれるのがこのマアナゴです。

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日本の沿岸で、砂や泥の底に生息しています。体長はおよそ40センチから90センチくらいで体は褐色、白い斑点が並んでいます。夜行性で、普段は筒の中に身を寄せています。

ところが、ごはんの時間になると、筒から勢いよく出てきてえさに食らいつくのです。えさは、イカやアジの切り身です。そして、お腹いっぱいになると筒のなかに戻ります。

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また、マアナゴに毒があります。イクチオへモトキシンと呼ばれるこの毒はマアナゴの血液に含まれています。白焼きやかば焼きはしっかり焼いていただきましょう。

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いつもは仲良く筒の中にいるマアナゴ。ご飯タイムは三日に1回で時間は決まっておらず滅多にお目にかかれないマアナゴのもぐもぐシーンでした。