16強入りした大坂なおみ
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク173位の大坂なおみが第10シードで同11位のD・カサトキナに6-3, 6-3のストレートで快勝し、5年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。試合後の会見で大坂は「ここに来るまで苦労した」と明かした。

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26歳の大坂は今大会にスペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)を利用して出場。同大会に出場するのは3年ぶり5度目で、最高成績は2019年の8強となっている。

今大会では1回戦で世界ランク45位のC・ブレル(フランス)、2回戦で第19シードのM・コスチュク(ウクライナ)を破り3回戦進出を決めた。

そして3回戦、大坂はカサトキナのセカンドサービスで18ポイント中13ポイントを獲得し5度のブレークに成功。自身は25度のアンフォーストエラーを犯すも30本のウィナー、5本のサービスエースを決めるなどし2度のブレークに抑え、1時間20分で勝利した。

大会の公式YouTubeには大坂の会見の様子が公開されており、クレーでトップ20に2連勝したことについて「前例のないことではないわ(笑)。戻ってこられたことにとても感謝している。ここに来るまでにどれだけ苦労したかを知っているからね。それにテニスをたくさん見ているから、今見ている選手たちにとても刺激を受けている。彼女らのようになりたいと心から願っているから、必要なことは何でもやるわ。自分のいるべき場所に戻るために、ただひたすら努力している感じよ」と語った。

勝利した大坂は4回戦で第7シードのジェン・チンウェン(中国)と対戦する。ジェンは3回戦で第29シードのL・ノスコヴァ(チェコ)を3-5, 6-1, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。

同日には第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)、第3シードのC・ガウフ(アメリカ)、第18シードのM・キーズ(アメリカ)、第28シードのS・シルステア(ルーマニア)、世界ランク126位のP・バドサ(スペイン)、同331位のA・ケルバー(ドイツ)が16強に駒を進めた。


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