JR東日本横浜支社、神奈川県、藤沢市、鎌倉市は20日、仮称「村岡新駅」設置にともなう工事などの推進のため、「東海道本線大船・藤沢間村岡新駅(仮称)の設置に伴う工事等の施行に関する協定書」を締結したと発表した。

 村岡新駅は、東海道本線の大船〜藤沢間、藤沢市宮前付近に設置する駅。藤沢市村岡地区や、かつてJR東日本の大船工場が所在した鎌倉市深沢地区の土地区画整理事業とあわせて設置する。4者は2021年、新駅の設置に関する覚書を締結していた。

 協定書では、新駅の工事等に要する期間を2024年5月20日から2033年3月31日までとしている。工事はJR東日本が施行する。駅設置費用の155億円のうち、神奈川県が30パーセント、藤沢市および鎌倉市が各27.5パーセント、JR東日本が15パーセントをそれぞれ負担する。

 新駅の開業は、2032年ごろを予定している。