トロント・ブルージェイズの菊池雄星が現地16日、本拠地でのニューヨーク・ヤンキース戦に先発登板し、6回94球を投げ4安打1失点、9奪三振の快投で今季初勝利を手にしている。

【PHOTO】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も 菊池は三者連続三振という絶好の立ち上がりを見せ、2回に先制点を許すものの、その後は直球と持ち前のチェンジアップが冴えわたり、ヤンキース打線を沈黙させた。前回登板のシアトル・マリナーズ戦でも6回1失点と好投したものの、打線の援護を受けられず初白星はお預けとなっていたが、今回は4点リードの6回までを投げ切って救援陣につなぎ、チームは5-4で勝ちきった。

 菊池の快投を現地識者らも称賛しているが、一方で快投を演じた左腕のロッカールームでの振る舞いにもスポットライトが当たっている。MLB公式サイト『MLB.com』は現地15日、キーガン・マシソン記者による「勝利の乾杯:菊池がチームメイトに日本製の高級ウイスキーを試させる」と題した記事を掲載。菊池が先発し、チームが勝利した際には、同選手からサントリーのシングルモルトウイスキー「山崎」スパニッシュオークが少量ずつ振る舞われ、これがチームの新たな伝統の一部になっているという。

 16日のヤンキース戦でも現地キャスターからこのエピソードが紹介され、米メディア『Jomboy media』が公式X(旧ツイッター)で「キクチ・ユウセイは勝利のたびにチームメイトと、3000ドル(約46万円)のウイスキーをシェアする」と言及。「エグい88マイル(141キロ)のチェンジアップだ!」などと菊池を絶賛していた投球分析家のロブ・フリードマン氏も「ぜひ私ともシェアしてください」と綴り、菊池と高級ウイスキーを酌み交わしたいようだ。

 また、前出のマシソン記者は山崎ウイスキーが世界的人気を誇る逸品であることを紹介しつつ、「キクチはそれほどウイスキーを飲まないし、そのボトルがブルージェイズと契約した2022年のものであることしか知らないが、これをチームメイトと共有したいと熱望している」とレポート。今季は菊池が好投し勝利するたびに、ブルージェイズのロッカールームではささやかな宴が繰り広げられているかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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