『MLB.com』は4月22日、2024年第1回目のMVP模擬投票を行ない、結果を公表した。MLB公式の記者・編集者45人がそれぞれ5人の名前を挙げ、1位に5点、2位に4点、3位に3点、4位に2点、5位に1点のポイントを付けて集計。ア・リーグは24選手の、ナ・リーグ25選手の名前が挙がった。データは現地4月21日時点のもの。
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 ア・リーグの1位は1位票を38も集めたフアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)だった。「開幕して最初の4試合で3回のマルチ安打。そのうち2回は3安打だった。そのペースは依然として落ちていない」と、新天地での活躍を評価した。

 2位はボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)、3位は「健康を取り戻し、かつての自分に近づいている。うれしい驚きだ」と評したマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)。4位がホセ・アルトゥーベ(ヒューストン・アストロズ)で、5位にガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)が入った。
  一方のナ・リーグ1位は、1位票が41とほぼ満票だったムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)だ。「bWAR (2.2)、出塁率(.469)、OPS(1.103)、打率(.355)、得点(24)、四球(20)、総塁打(59)など、ナ・リーグだけでなく両リーグ合わせてもトップかそれに近い成績を収めている。MLB最高の204wRC+も持っており、ここまで信じられない成績を残している」と褒め称えた。

 ナ・リーグの2位には、同じドジャースの大谷翔平がランクイン。「ベッツとオオタニは、MVPの有力候補者だと主張している。この手の議論から、オオタニを決して外してはいけない。安打(35)、二塁打(11)、打率(.368)、総塁打(63)はMLBのトップだ」と評価。さらに、「MVP候補から外れる唯一の理由は、今年は投手として登板しないから。マウンドで平均的なシーズンを過ごせば、ベッツが最善の努力をしたとしても、オオタニが過去4年で3度目となるMVPを受賞するのは間違いない」とも記した。

 3位は23年のMVP受賞者ロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)、4位はマーセル・オズーナ(ブレーブス)、5位はフェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)が入った。

構成●THE DIGEST編集部

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