トラウトの“代役”が47年ぶりとなるエンジェルス球団記録を達成「前所属チームで打率.160の選手がまさか…」と地元メディア驚愕
トラウトの穴埋めとして加入したピラー。ホワイトソックスで打率.160だった選手がエンジェルスでは8試合で球団タイ記録の12打点を挙げ、打率も.400と望外の活躍を見せている。(C)Getty Images
【動画】現地5月13日のカーディナルス戦で、ピラーが放った本塁打をチェック!
記録を達成したのは、ケビン・ピラー。リーグトップの10本塁打とチームを牽引していたマイク・トラウトが半月板損傷で離脱した翌日の4月30日に、エンジェルスと契約した35歳のベテラン外野手だ。
前所属のシカゴ・ホワイトソックスでは、新加入選手に弾かれる形で4月28日にFAとなっていた。エンジェルスから連絡をもらった際は、自宅のあるアリゾナで子供と遊んでいたという。
ホワイトソックスで17試合に出場して打率.160だった選手がエンジェルスで達成した記録は、加入して最初の8試合で挙げた12打点だ。同メディアによると、1977年から80年にかけてエンジェルスでプレーしたジョー・ルディが77年に達成した記録に並ぶ快挙だという。
ピラーはエンジェルスでの出場8試合で25打数10安打、打率.400、3本塁打、打点12をマーク。当初の6番から、いまではクリーンアップを任されるまでになった。同メディアも「ホワイトソックスでの17試合で打率.160のピラーが、まさかトラウトの穴を埋めるとは誰も予想していなかった」と驚愕した。
「ピラーの貢献は、チーム経営陣からも注目を集めている。15勝28敗でア・リーグ西地区の最下位となっている厳しい状況のなかで、ピラーは明るい光となっている」
大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースに移籍し、期待のトラウトやアンソニー・レンドーンが今年も故障離脱。最下位のエンジェルスは、突如として台頭したピラーの活躍で順位を上げられるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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