現地5月20日、ロサンゼルス・ドジャースはたこ焼きチェーン「築地銀だこ」と複数年のパートナーシップ契約を結んだと発表した。昨年オフに大谷翔平、山本由伸と契約して以降、多数の日本企業との提携を驚異的なスピードで進めている球団に米記者から驚きの声が上がっている。

 日本が世界に誇るB級グルメ「たこ焼き」。ホットランド(東京都)が展開している同チェーン店は今季から本拠地ドジャー・スタジアムの売店に新登場。SNSを中心に瞬く間に拡散され、日本からも大きな関心が寄せられた。見慣れないフードに地元ファンは興味深そうに足を止め、初めて食べる日本のソウルフードに舌鼓を打っている。
  手軽に食べられる「たこ焼き」は、現地記者からも大好評だった。全米野球記者協会員(BBWAA)のエリック・スティーブン記者は、ドジャースの今シーズン本拠地開幕戦で口にした「たこ焼き」の画像を自身のX(旧ツイッター)に再投稿。マヨネーズとソース、カツオ節がまぶされた味が忘れられず、「とても美味しい」と満足した当時の様子を振り返りながら、「ドジャースは本日、『築地銀だこ』との複数年に渡るパートナーシップを発表した」と報告。新たな日本企業の参入を歓迎し、球団の抜け目ないビジネス戦略に関心を寄せている。

 ドジャースは今季すでに、全日本空輸(ANA)、TOYOTIRE、興和、大創産業、日本管材センター、コーセー、木下グループ、THK、ヤクルトなどと契約。ドジャー・スタジアムでのゲームには、100円ショップ「DAISO」のロゴが球場内に掲出されたり、ピッチャーズプレート後方には外用鎮痛消炎薬「バンテリン」の文字が石灰で白く刻まれているのが目につき、日本のファンからは「インパクトある」「めちゃ目立っているww」などの意見が上がっている。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】ドジャー・スタジアムに設置された「築地銀だこ」のたこ焼き
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