“MLBにいちばんフィットしていた選手は?”の質問にAKI猪瀬「選手の実力もだけど、奥さんが内助の功でがんばっていた」選手を挙げる<FAN FUN MLB>
「FAN FUN MLB」は、世界最高峰のプロ野球リーグ・MLBについてくわしい人はもちろん、これから楽しみたいと思っているビギナーでも、2024年シーズンを“玄人(くろうと)目線”で楽しむことができるようになる、MLBの基礎知識を学び、開幕に先立ち予習する番組で、番組MCをますだおかだの岡田圭右、タレントの磯山さやかが務め、ゲストに元プロ野球選手で解説者の里崎智也、解説にMLBアナリストのAKI猪瀬が出演した。
■「メジャーリーガーのパートナーは?」
3月12日から15日にわたり配信された #5から#8では、年間150試合ものMLB中継で解説を務め、MLBを熟知しているAKI猪瀬に「これまでMLBの文化にいちばんフィットしていた選手は?」と質問すると、AKI猪瀬は「田口壮さん。実力で活躍したのはもちろんだけど、奥さんが内助の功でがんばっていた」と回答する。田口の妻は、メジャーリーガーの夫人会「ワイブス・ミーティング」の活動に熱心だったことを説明した上で、「リーダー格まで上りつめて、みんなをまとめていた」と伝えた。
岡田は「大谷翔平選手も結婚したし、パートナーはMLBでの生活において大切な部分となりそうですね」と声を弾ませると、磯山は「大谷選手の奥さんも、夫人会に参加するんですかね?」と疑問を浮かべる。これにAKI猪瀬は「大谷選手が所属するドジャースの夫人会は、表に出るタイプの人が多いので、それに巻き込まれていくかもしれない。MLBの球場には選手の帰りを家族が待つ部屋があって、そこでほかの選手の家族と過ごす時間も長くなるし……」と応じると、里崎は「プロ野球の球場でも家族が待つ部屋があるけど、そこで“いろいろある”みたいですよ(笑)」と選手の家族事情についてひと言触れた。
また、岡田が「メジャーリーガーのパートナーは、どういう人が多いんですか?」と尋ねると、AKI猪瀬は「高校や大学の頃からの恋人と添い遂げる人が圧倒的に多いです。あとは他の競技のアスリートと結婚する選手もいる。女子バスケットボール選手とか、女子サッカー選手とか……」と答えた。
■MLBの球場の個性豊かな特徴のなかから
また、MLBの球場の個性豊かな特徴のなかから、ボストン・レッドソックスの本拠地であるフェンウェイ・パークのレフトスタンドにそびえ立つ、約11メートルのフェンス、通称グリーンモンスターを紹介すると、里崎はその上部にある外野席に着目し、「外野席なのに、めっちゃ値段が高いんですよね?」と尋ねると、AKI猪瀬は「あれは“グリーンモンスターシート”で、高いです。さらにチケット料金は変動制なので、人気カードだとふだんの3倍もの価格になったりする」と解説した。
また、AKI猪瀬がグリーンモンスターシートで取材していた時に起きた出来事として、「ニューヨーク・ヤンキース時代の松井秀喜がグリーンモンスターの前で守っていると、グリーンモンスターシートのレッドソックスファンが放送禁止用語を連発して、ヤジを飛ばしていた。そこで僕は彼らを集合させ、『ヒデキは英語がわからないから、そんなことを言ってもダメだ。俺が強烈な日本語のヤジを教えてやる』と言った」と言うと、岡田は「何、やってんのよ!?」とあわてるも、AKI猪瀬は「『“お前はカッコイイ”と言うと、日本人はいちばん心が傷つくぞ』と教えた。その後はずっと『カッコイイ』ってヤジってましたよ(笑)」とさらに、「松井さんもうしろをふり返って、ニコッと笑ってました(笑)」とこのエピソードを締めくくり、笑いを誘っていた。