120分でも決着はつかず

CLラウンド8・2ndレグのマンチェスター・シティ対レアル・マドリードの一戦は壮絶な戦いとなった。

1stレグを終えて3-3のイーブンで迎えた2ndレグ。先手を取ったのはアウェイのレアルだ。シティの一瞬の隙をついてヴィニシウスのクロスから最後はロドリゴが合わせ、先制ゴールをマーク。

1点を先制されたシティだったが、その後は終始シティペースで進んだ。ボールを保持してレアルのゴールに迫り続けると76分。ケビン・デ・ブライネが待望のゴールを決めて同点に。攻勢を強めるシティだったが、その後は追加点を奪えず。延長戦でも決着はつかずにPK戦へ。レアルは1人目のルカ・モドリッチが外してしまうも、シティはベルナルド・シウバとマテオ・コバチッチが失敗。3-4でレアルがPK戦を制し、昨季の雪辱を晴らした。

試合の大部分を支配しながらも負けてしまったシティ。指揮官のペップはデ・ブライネとアーリング・ハーランドの交代理由について、英『BBC』にて話している。延長開始時にハーランドはフリアン・アルバレスと交代し、112分にコバチッチと交代でピッチを後にしたデ・ブライネについて「彼らは私に交代するよう頼んだ。彼らはプレイを続けられる状態じゃなかった」と説明。

激闘だったため、怪我なのか疲労による交代なのかは不明だが、ピッチに立ち続けられる状況ではなかったようだ。しかし、レアルもヴィニシウスやダニエル・カルバハルといった主力選手の交代を強いられており、一流選手でも最後までピッチに立っていられないほどの強度の高さを見せた試合となった。

シティはCL連覇の夢は消えてしまったものの、まだFAカップとプレミアリーグが残っている。週末には好調チェルシーとのFAカップ準決勝も控えており、悔しい敗戦とはなったが切り替える必要がある。