今季リーグ戦20ゴール

マンチェスター・シティの指揮官ペップ・グアルディオラは、FAカップ準決勝のチェルシー戦を前に、昨夏にシティを退団したコール・パルマーについて言及した。

パルマーはシティのアカデミー育ちの選手であり、ネクストフォーデンとしてシティファンたちの期待の星の1人だった。しかし、なかなか出場時間を確保できずに昨夏にチェルシーへ移籍を果たした。新天地で出場時間を得たパルマーはチェルシーで38試合に出場し、23ゴール13アシストをマーク。リーグ戦だけでも20ゴールをマークしており、アーリング・ハーランドと並び得点ランキングトップにいる。パルマーの移籍を後悔しているかを聞かれたペップは「わからない」と答え、こう続けている。

「ここにいたときの彼は並外れた選手だった。何度も言ったが、私は彼にふさわしい出場時間を与えなかったし、今彼はチェルシーでプレイしている。完全に理解している。彼は内気な男だが、多くの可能性を秘めている。それが現実さ」

「彼は素晴らしいプレイをしているので、何と言ったらいいか。この決断には多くの理由がある。彼は2シーズンの退団を求めていたが、私は残れと言った。彼は去りたいと言った。私たちに何ができただろうか?リヤドがいなくなるから残れと言ったが、彼は2シーズンの間、去りたがっていた。あのレベルでプレイするのは並外れたものだ」(英『The Athletic』より)

オスカー・ボブの台頭もあり、シティがパルマーの退団を容認したという噂も浮上していたが、パルマーのここまでの活躍を見ると、シティに残っていた未来も見てみたいのは確かだ。しかし若い選手が多いチェルシーだからこそ、ここまで成長した可能性もあるだろう。

今シーズンは互角な戦いを繰り広げているチェルシーとシティ。今回の対戦も好ゲームが期待されるが、パルマーが古巣相手にどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、注目だ。