大一番で2ゴール

マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドがシーズン終盤に得点を量産している。

昨シーズン、プレミアリーグ36ゴールをマークし、全公式戦では52ゴールをマークしたハーランド。世界最高のストライカーに相応しい数字を残したが、今シーズンは批判を受けることも少なくなかった。

アーセナル戦やCLラウンド8でのレアル・マドリード戦のような重要な一戦で消えることも多く、相棒のケビン・デ・ブライネを怪我で欠いていたこともあり、昨シーズンほどのインパクトは残せなくなっていた。さらに昨年12月と1月は怪我で戦線を離れたこともあった。

昨シーズンと得点ペースが比較されていたハーランドだが、プレミアリーグでは4月に入ってから得点ペースを上げている。第32節のクリスタル・パレス戦を合わせて6試合で9ゴールをマークしているハーランド。昨シーズンは4月8日のサウサンプトン戦から5月14日のエヴァートン戦までの間の7試合で8ゴールをリーグでは挙げていたが、その得点ペースを今シーズンは上回っている。

ここまでプレミアリーグでは65試合で63ゴールを決めているハーランド。データサイト『Opta』によると、これはプレミアリーグ最初の2シーズンで記録した最多得点記録であり、これまで記録を保持していたアンディ・コール(55ゴール)を8ゴールも上回る結果だという。

大一番のトッテナム戦でも2ゴールを決めたハーランド。これで今季はリーグ戦27ゴールをマーク。全公式戦でのゴールは38ゴールにまで伸ばしてきた。確かに昨シーズンほど得点を記録していないかもしれないが、チームのタイトルがかかるシーズン終盤の得点ペースは昨季以上だ。最終節のウェストハムに勝利すれば、前人未到のプレミアリーグ4連覇となるが、エースストライカーのハーランドはこの勢いのままタイトルがかかった一戦でもゴールを決めることができるのか。