那須町の河川敷で16日、全身が焼けた身元の分からない2人の遺体が見つかりました。

遺体は手足を縛られた状態で警察は2人が事件に巻き込まれたと断定し、捜査本部を設置して捜査を始めました。

16日午前7時前、那須町伊王野の河川敷で仕事で現場近くを車で通りかかった男性が何かが燃えているのを見つけました。

この男性から報告を受けた別の男性が「マネキンのようなものが燃えている」と警察に通報し、警察官が駆けつけたところ全身が焼けた性別の分からない2人の遺体が見つかりました。

遺体の発見現場を目撃した那須森林組合の組合長によりますと、現場の近くには燃料を入れるための携行缶のようなものがあったということです。

また捜査関係者によりますと、遺体は手足を縛られた状態で顔に袋のようなものをかぶせられてその上から粘着テープを巻かれていたということです。

警察は2人が事件に巻き込まれたと断定し、死体遺棄事件として那須塩原警察署に80人態勢の捜査本部を設置しました。

警察は遺体の身元の特定を進めるとともに現場周辺の防犯カメラの映像を解析するなど捜査しています。