5―1で快勝した17日のDeNA戦で広島・新井貴浩監督(47)が〝影の勝因〟に挙げたのが、先発・アドゥワ以下、7人の継投策でDeNA打線を最少失点に抑えた投手陣だ。

 この日は先発・アドゥワが7安打のほか、5回までに2桁安打を喫するなど、最終的には7投手で被安打13を喫したが、試合を通じて無四球。就任当初から指揮官は、個人のレベルアップを図る意味でも、常にストライクゾーンで打者と勝負する重要性を説いていただけに「昨年から投手陣には言っていることで、投手コーチもしっかり徹底してやってくれて。すごく成長しているなと思います」とニンマリだ。

 対照的に赤ヘル打線は敵の先発・浜口、2番手・上茶谷から奪った四球を絡め8安打で5得点。DeNAは13安打しながら牧の一発の1点のみにとどまっており、鯉投手陣の今季2度目の無四球が勝利の遠因となった。