皐月賞2024

[GⅠ皐月賞=2024年4月14日(日曜)3歳、中山競馬場、芝内2000メートル]

<栗東>弥生賞2着のシンエンペラーは今回コンビを組む坂井が手綱を取り、同じく出走予定のミスタージーティーとウッドで併せ馬。道中は追走する形で直線は一杯に追って併入に持ち込んだが手応えは劣勢。6ハロン80・9―ラスト1ハロン11・3秒と時計はそれなりに出たが、先週も桜花賞出走予定のコラソンビートに遅れて本来の動きには一息。「放牧を挟んで少し緩んだ感じがあるかな。コース、馬場は合うので2週続けてシッカリと負荷をかけたことでピリッとしてくれば」と吉田助手。

 共同通信杯(5着)以来となるエコロヴァルツは武豊を背にウッド単走。道中はスムーズに折り合って直線は楽な手応えのまま鋭い伸びを見せ、6ハロン80・3―ラスト1ハロン11・3秒の好時計をマーク。「単走でテンションを上げないようにがテーマ。リラックスして走っていたし、ラストも良かった。前走はレース前に出来上がってしまっていた。能力はあるので懸念しているところが出なければ」と武豊は当日の精神面を課題に挙げた。

著者:東スポ競馬編集部