平塚信用金庫が秦野市に子ども向けの電子書籍17冊を寄付した。3月12日には同金庫の三簾隆司常務理事らが秦野市役所本庁舎を訪れ、贈呈式を行った。

子どもの読書に親しむ機会を増やし、健やかな成長を応援することを目的に、2013年度から始めた取り組み。同金庫の店舗がある8市1町(秦野市、平塚市、厚木市、相模原市、大和市、座間市、海老名市、伊勢原市、寒川町)に書籍を寄付している。今回で11回目を迎え、寄付された累計冊数は369冊となった。

現在、市内の全小中学生に学習用タブレット端末が1人1台貸与されている。秦野市立図書館でも2022年10月から電子図書館を導入していることなどを踏まえ、昨年から電子書籍が寄付されている。

三簾常務理事は「こつこつと継続することが大切なので、これからも地域のために続けていきたい」と語った。高橋昌和秦野市長は「意思に沿うよう有意義に役立てます。電子書籍で子どもたちが本に触れる機会につながれば」と話した。