中原区民生委員・児童委員協議会(田邉靜江会長)が3月11日、中原市民館で全体研修会を行った。会場には約200人の民生・児童委員が集まり、活動のヒントなどを探った。

地域で介護や子育てなど福祉に関する住民の相談に応じ、見守りや行政などへの「つなぎ役」としての役割を果たす民生・児童委員。区内では町会自治会から選出された277人が活動している。同協議会では年2回、委員らを対象にした研修会を実施。

今回は児童養護施設・新日本学園の三浦崇志園長が「児童養護施設の紹介と民生・児童委員との関わりについて」、川崎こども心理ケアセンターかなでの山下聖隆施設長が「児童心理治療施設の紹介と民生・児童委員が虐待対応には果たす役割」と題した講演を行った。田邉会長は「研修会で学んだことを糧に、それぞれの担当エリアで見守り活動に取り組んでほしい」と話した。