逗子市立小坪小学校(池上慎吾校長)が、5月25日(土)に創立150周年を迎える。PTA会員を中心に組織された「小坪小学校創立150周年記念事業実行委員会」(赤松淳太委員長)は、キャンドルナイトなど当日の企画をはじめ、記念事業の準備を着々と進めている。赤松さんは「子ども、教職員、保護者みんなに楽しんでもらいたい」と意気込む。

150周年委員会は昨年5月に発足。前PTA会長の赤松さんを含む21人の委員が月に1回程度の会議を重ね、事業の準備を進めてきた。

開校記念日前日の24日(金)は記念給食として、通常の牛乳をオレンジジュースに変更し、汁物に「祝」の文字をデザインしたナルトを入れる。

当日の25日にはキャンドルナイトを実施。校庭にキャンドルを入れた竹筒を並べ、「小坪小」「150」の文字と校章をかたどる。当日は在校生、保護者、卒業生、近隣住民が自由に出入りできるようにし、日中に子どもたちと一緒に並べ、暗くなってから点火する。また、花火を上げる予定もある。

イベントでは、秋に校庭で8人から10人程度乗ることができる気球を上げる計画もしており、日程を調整中だという。

すでに進行している事業は、LINEスタンプ、記念切手、Tシャツ、カウントダウンボードの制作がある。スタンプとTシャツにあしらわれたイラストは児童から募集をしたもの。スタンプは全40種類あり、海が近くにある学校らしく、魚などをデザインしたものが多くみられる。1種類50コイン(150円)で購入可。Tシャツはキャンドルナイト当日に2500円で販売予定。

記念切手は63円と84円が1枚ずつのシートで、昔と今の校舎を印刷。販売価格は500円を予定。Tシャツ同様、イベント当日に販売する。

記念日の100日前にあたる2月15日からスタートしているカウントダウンボードにはメッセージカードを貼り付けるスペースを用意。集まったカードはイベント時に誰でも見られるように展示する。

また、校歌に手話をつけたり、小学校入り口の看板を改修したりするほか、記念誌も制作する。

赤松さんは「今の子どもたちはコロナの影響で3年間、学校生活を楽しめなかった。その分、年度を通して企画を行い、子どもたちを笑顔にしたい」と思いを語った。

同校は1874(明治7)年、「鷺浦学舎」として創立し、翌年「小坪小学校」と改称された。