麻生区の柿生仏教会が主催する花まつり法要が4月6日、王禅寺本堂で催され、約60人が集まった。災害復興支援チャリティーとして募金箱も設置されたほか、一龍斎春水(はるみ)さんによる講談も披露された。

4月8日の釈迦の誕生日を祝う仏教行事「花まつり」。各地の寺院では法要や行事が催される。

麻生区内12寺院(王禅寺、戒翁寺、西光寺、修廣寺、常安寺、浄慶寺、常念寺、善正寺、東光院、東林寺、不動院、林清寺)が所属する柿生仏教会では、5年以上前から宗派を超えて協力してイベントを実施。昨年はコンサートを行った。

法要では、4宗派8人の僧侶が身にまとった各宗派の装束を見せながら、特徴を説明した。青や白、黒、紫色の装束が花まつりに彩りを添えていた。

望月昌光会長(善正寺住職)は「みなさんにお集まりいただき、お釈迦様のご生誕の日を迎えられることがうれしい」と来場者にあいさつした。

声優・麻上洋子さんとしても知られる講談師の一龍斎春水さんが登場。冒頭に『宇宙戦艦ヤマト』の森雪の声を披露すると、拍手が送られた。その後、『中村久子伝』や『金子みすゞ伝』の講談に来場者は聴き入っていた。