鎌倉市バスケットボール協会が主催するクリニック「ERキャンプ」が4月20日、三菱鎌倉体育館で開かれた。3人制バスケ「3×3」を通じて、実践的なプレーや技術を身に付けるERキャンプ。市内のバスケチームなどに所属する小学4年生〜中学1年生約90人が参加した。

ERの頭文字は、エマージェンシー(E)とルール(R)に由来する。練習後には、防災工学を研究する中央大学・有川太郎教授の講義も行われた。有川教授が伝えたのは、「バスケで磨いた判断力やリーダーシップ、積極的な声かけが災害時に生きてくる」。チームスポーツと防災に結び付きがあることを、小中学生にわかりやすく説明していた。

小川健翔君(6年)は「家族が仕事でいない時は自分から率先して行動したい」と言い、佐々木凜菜さん(6年)は「防災の大切さをみんなに伝えたい」と話した。