センサーで反応する赤ちゃん型のロボットを製造販売するトレンドマスター株式会社(中原区/中田敦代表取締役)が5月8日、2978体の同製品を市に寄贈した。

同社が展開するコミュニケーションロボット「こんにちは赤ちゃん」は、あやす声などにセンサーで反応し、実際の赤ちゃんの声で返事をしてくれる。高齢者向けの商品だったが、中田代表の3歳の孫がロボットをかわいがって遊んでいる様子を見て、子どもたちにも楽しんでもらいたいと寄贈を決めた。

ロボットを抱いた福田市長は「とてもかわいい。自分の子どもが小さかったときのことを思い出す」と目を細めた。中田代表は「妹や弟を慈しむ心を養ってもらえれば」と思いを込めた。

寄贈品は市内保育所、幼稚園、子育て支援センターなど270施設に贈られる。