コンビニ初の移動型無人トレーラー店舗「ファミリーマート舞洲/N店」がオープンしました。

万博の工事現場にオープン

 コンビニエンスストア初の「動く無人店舗」が、2024年5月13日。大阪にオープンしました。

 この移動型無人トレーラー店舗は、竹中工務店と日立ハイテクによる移動可能な工事事務所「牽引式オフグリッド型モバイルハウス」を発展させたものです。

 コンビニ店舗向けに開放感と機能性を確保したほか、日立ハイテクのソーラーパネル、蓄電池、制御機器からなる自立電源システムと衛星インターネットで、自立通信が可能。また、ソーラーパネルで発電した電気は、空調設備などにも供給されます。

 今回オープンした「ファミリーマート舞洲/N店」は、大阪・関西万博の会場建設工事現場(大阪市此花区)に設置されます。広大な敷地の中で、工事の進展や従事者数に合わせて販売場所を変えられるのが特徴です。

 約14平方メートルの店内には、冷蔵・冷凍含む約280種類の商品が並びます。2台のセルフレジはキャッシュレス決済にも対応。品質管理のため、トレーラー内には設定した温度帯を超えると、エアコンが自動でオン・オフするシステムも採用されています。営業時間は9時から17時までです。

 ファミリーマートは今後、このような移動型無人トレーラー店舗を、災害の被災地や買い物が不便な地域などに展開できるか検討していく予定です。