香川県産ヒノキの利用促進に向けて香川県は5月20日、県産スギを推進している徳島県などと協定を結びました。今後、2県の木材をミックスした集成材をPRしていきます。
この日は香川県と徳島県の両知事、丸亀市の木材加工・大倉工業などが協定を交わしました。
香川県のヒノキは1970年代、松くい虫被害を受けたマツに代わって植林が進み現在、建築資材として使える大きさに成長。県産木材の8割を占めるまでに成長しましたが、スギに比べて1万円ほど高いこともあり、流通量の拡大が課題のひとつです。
一方、徳島県のスギは人工林における割合が全国1位ですが、強度の弱さが課題で利用が思うように進んでいませんでした。
今後は両県のヒノキとスギをミックスした集成材を生産し、まずは両県の住宅に利用を広げていくということです。
大倉工業はその拠点として三豊市に集成材の製造工場を建設予定で、2026年春の操業開始を目指しています。