福島県警察本部によりますと、今年に入り、福島県内で発生したブレーキとアクセルの踏み間違いによる人身事故は4月21日までに9件で、去年の同時期に比べて4件増えています。

特に、死傷者は17人(死者1人、傷者16人)で、去年の6人に比べて11人増加と、3倍近くに「激増」しているとしています。

人身事故9件のうち、65歳以上の高齢運転手によるものは5件で、踏み間違いは高齢者だけによるものではないことが分かります。一方で、高齢運転手による事故はいずれも多重衝突事故で、被害が大きくなる傾向にあります。

また、踏み間違いが原因で建物などに衝突した物件交通事故は、70件以上にのぼるということです。

警察では、運転中の踏み間違いは「幅広い年代で起き得る」として、リスクを減らすため「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」の取り付け検討を呼びかけています。