2日の日経平均株価の終値は、前の日より35円値を上げ3万9838円となりました。

 専門家は、近年増加している「株式分割」がこの株高を下支えしていると指摘。発行済みの株を複数に分割することで、最低投資額を下げる仕組みです。

マネックス証券 広木隆チーフ・ストラテジスト
「そんなに大きなお金を持っていない人でも買いやすくなる。やはり、そういった(株式分割をした)企業の株価が上がる。一番大きい企業側の(株式分割をする)誘因になっているのは、新しいNISA制度が始まったということ。これでたくさんの個人投資家が、個別の株を買ってくるだろうという期待、予想が企業側にある」

 今月1日から株式を10分割した三菱重工業でみると、最低投資額は135万円から14万円まで下がることになります。

 また、2012年度からの10年間に株式分割した企業には、分割した年の次の期に株主数が平均6%増えるという結果も出ているといいます。

広木チーフ・ストラテジスト
「特にNISAでのこれだけの資金の流入をみると、非常に企業にとってもメリットが大きいということなので、株式分割をする企業は今後すごく増えてくるだろうと思う」

(「グッド!モーニング」2024年4月3日放送分より)