■オススメは冷凍保存…栄養を壊さず1カ月も
チンジャオロウスーなど、炒め物に大活躍のピーマン。そんなピーマンが、1カ月おいしく食べられるという、保存のプロおすすめの保存方法があるといいます。
農林水産省の広報誌を監修する食品保存アドバイザーの島本さんが、教えてくれました。
「ピーマンの冷凍もおすすめ」
なんと、おすすめは冷凍保存です。
「新鮮で、栄養価がまだ高いうちに冷凍すれば、しっかりとキープされるので、1カ月栄養を壊さず、おいしくいただける」
「1カ月も、もつんですか!何もないなって時に1カ月もつなら、使えるなって思う」
「えー!すごい!安い時に買って、冷凍してみてもいいかな」
冷凍保存のメリットは、長期保存だけでなく、時短にもなるというのです。気になる、その方法は?
「食べやすい大きさに切っていただいて、冷凍用の保存袋に入れていただければ、使いたい時に使いたい量だけを取り出して炒めたり。食べやすい大きさに切ったピーマンは、冷凍したものを自然解凍していただくと、ゆでなくてもおひたしになります」
ただ冷凍庫に入れるだけでなく、切ってから冷凍保存すれば、調理の際に火が通りやすくなるので、時短にもなっておすすめだそうです。
ピーマンは冷凍すると苦みが抑えられて食感が柔らかくなるといいます。もちろん冷蔵保存もできますが、その際にも注意点があります。
「むき出しで野菜室で保存してしまうと、乾燥してシワシワになってしまうので、2〜3個ずつキッチンペーパーでピーマンを包んでからポリ袋に入れて。10日間〜2週間くらいもちます」
冷蔵の場合、ピーマンの表面に水分がついていると傷んでしまうため、水分がつかないようにして保存するのがいいそうです。ただ、ピーマンは中の種や綿に水分が多く、傷みやすいため、常温保存はNGとのことです。
さらに、保存期間を3カ月まで延ばせる方法も教えてもらいました。切らずに丸ごと冷凍すると、切り口からの劣化がなくなるそうです。室温に5分ほど置くと、通常通り使えるようになるということです。