俳優の中川大志(25)、風間俊介(40)らが出演する「Daiwa House Special 地球ゴージャス 三十周年記念公演『儚(はかな)き光のラプソディ』」が28日、東京・明治座で開幕した。
1994年に俳優・岸谷五朗(59)と寺脇康文(62)が結成した演劇ユニット「地球ゴージャス」の6年ぶりの新作公演。岸谷が脚本を手掛ける今作の舞台は“謎の白い部屋”で、時空を超え、様々な場所から集まる人々が“逃げ出したい”という強い感情からその部屋を訪れる。
27日、同所で初日前会見が行われ、同ユニット公演に初参加となる中川は、約1カ月半の稽古を振り返り、「岸谷さんが作り上げた脚本を、みんなで少しずつ形作っていく作業が、本当に充実していました」と感謝。
これまでにも同ユニット公演に参加している風間は、「30周年で、守りに入らずにここまで攻めるか!という舞台となっております。すごくチャレンジングな作品だからこそ、舞台稽古はワクワクのお祭り騒ぎでした。今まで見たことがない演劇、見たことがない感覚、色んなものを感じていただけると思います」と自信たっぷりにアピールした。
岸谷は今作について、「初めて(参加)のメンバーは、全員の芝居を見に行ってから、出てもらう交渉をして、この役者にはこの役をやってもらいたい!という思いがすごく強いまま当て書きをした」と明かした。仕上がりについても、「全員、私の想像を上回ってくれた。稽古場の状態から、早くも(脚)本を越えた演技で、みんながドンドン出来上がってきて、脚本家・岸谷としては本当に幸せいっぱいでございます」と大満足で、「本当に“あ〜この仲間で芝居作りが出来て良かった”と、初日を迎える前にもう思っております」と喜んだ。
同所で5月26日まで上演後、大阪・SkyシアターMBSで5月31日から6月9日まで上演。