原子力規制委員会の審査会合で北陸電力は、能登半島地震で志賀原発の敷地内断層が動いた形跡はなく、津波評価も従来と変更はないと説明しました。

 北陸電力は12日、最大震度7の揺れとなった能登半島地震で志賀原発の敷地内の断層や到達した津波の影響などについて説明しました。

 今回の地震では敷地内の断層に動きはなく、液状化も起きなかったとしています。

 また、最大で海抜4メートルの津波が来たものの、敷地は海抜11メートルの高さにあり、影響もなかったとしています。

 これに対して規制委は今後、学会などから出てくる新しい知見を十分に取り入れてさらに詳しく説明するよう求めました。