イエメンの武装組織「フーシ派」が拿捕(だほ)した日本郵船の運搬船「ギャラクシー・リーダー」の乗組員もとを赤十字社のチームが訪問したことが分かりました。

 フーシ派系の通信社は12日、赤十字国際委員会のチームがイエメン西部のフダイダに停泊させられているギャラクシー・リーダーを訪れ、乗組員らと面会したと伝えました。

 通信社は「乗組員25人の健康状態とともに、イスラム教の教えに従った人道的な扱いを受けていることが確認された」と伝えています。

 また、乗組員らは家族とビデオ通話で連絡できていることやガザでの戦争が終わることを望んでいると語ったということです。

 ギャラクシー・リーダーは日本郵船の運航する自動車運搬船で去年11月、紅海を航行していたところ、フーシ派がイスラエルに関連する船だとして拿捕していました。

 フーシ派は当初、乗組員は早期に解放するとしていましたが、未だに実施されていません。