フルーツの「ドリアン」が今、中国で空前のブームとなっている。一方で、この中国のドリアン需要に応えるため、生産国では様々な懸念が浮上しているようだ。
■“ドリアン”が中国で空前のブームに
フルーツの王様と呼ばれるドリアン。中国では、クレーンゲームの景品になっている。客は一生懸命アームを操作、4個のドリアンをゲットし、ご満悦。
さらに、肉と一緒にドリアンを焼いて、巻いて食べる“ドリアン焼肉”が楽しまれている。
そして、動画投稿サイトには、ドリアンをひたすらほおばる映像が数多く投稿されている。
空前のドリアンブームになっている中国には、専門の市場もある。
「今、ドリアンは人気が高いよ」
「(Q.どんな人がドリアンを買う?)老若男女みんなだよ。30代から40代が多い印象だね」
実は、世界に流通しているドリアンのうち、なんと91%が中国で消費されている。
客の女性は月に3個から4個、ドリアンを食べるという。
「臭ければ臭いほど、おいしいです。スーパーでドリアンを買う時、まず臭いかどうか嗅ぐ。臭かったら買う。臭くなかったら買いません」
また、ピザのチェーン店では、売り上げの9割がドリアンピザだという。