日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールト。指揮を執るアルネ・スロット監督がリバプールの監督就任に近づいていると連日報じられている。

ユルゲン・クロップ監督が退任することが決まっているリバプールは、レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督やブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督、スポルティングCPのルベン・アモリム監督らが候補に挙がっていたが、スロット監督の招へいで落ち着きそうだ。

スロット監督は、2022-23シーズンのエールディビジを制すると、今シーズンはエールディビジで2位につけた中、KNVBベーカーで見事に優勝。2年連続でクラブにタイトルをもたらせている。

しかし、その指揮官を失うことはクラブにとっては痛手。そんな中、オランダ『Voetbal International』は後任候補9名を挙げているが、Jリーグを知る指揮官の名前も浮上している。

スロット監督の後任に挙がった1人は昨シーズンまで横浜F・マリノスを指揮し、現在は中国スーパーリーグの上海海港を指揮するケヴィン・マスカット監督。横浜FMでは明治安田生命J1リーグを2022年に制し、決勝まで進んでいるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも指揮を執っていた。

『Voetbal International』はスロット監督の後任に相応しいかどうかの要件を提示。「ビジョン」、「存在感とリーダーシップ」、「ストレス耐性」、「若手起用」が必要だとした。

マスカット監督以外には、マルク・ファン・ボメル監督(ロイヤル・アントワープ)、フェイエノールトで過去に指揮をとったこともあるジオバニ・ファン・ブロンクホルスト氏(フリー)、ブライトン&ホーヴ・アルビオンやチェルシーで指揮を執ったグレアム・ポッター氏(フリー)などがいる。

その中でもマスカット監督は注目されており「興味深い名前」として伝えられている。

2023年夏にはマンチェスター・シティが来日して横浜FMと戦ったが、その際にはジョゼップ・グアルディオラ監督が感銘を受けていたことにも触れられ「彼らはビルドアップ中に非常にダイナミックなサッカーをする。彼らのやること全てが好きだった」と、マスカット監督率いる横浜FMのプレーぶりを称えていた。

上海海港では現在無敗。中国でもその手腕を発揮しているが、契約は1年とのこと。夏にオランダへ旅立つ可能性も十分にあるとされているが、Jリーグを知る指揮官が来れば、鹿島アントラーズ時代に対戦したこともある上田にとってもプラス材料かもしれない。



5/1〜いよいよベスト4!
CL、ELはWOWOWで放送・配信!
>放送予定など詳しくはこちら