新型コロナウイルスの分類が5類に移行して5月8日で、1年です。
感染症対策の専門家は5類移行後「重症化する人が増えなかった」とする一方で、予防策の継続を呼びかけています。

新型コロナが5類に移行して1年、屋外ではマスクをしない人の姿も増えています。

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街の人は:
「マスクは不便だったので、楽で暮らしやすい」
「自分の体調が気になるときはマスクをするが、基本的にはみんなの顔が見られてコロナ前に戻ってきた感じがする」
「コロナだけではなくインフルエンザもあるので、マスクは必ずしている」


 

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山梨県内41の医療機関から報告されたこの1年間の感染者の数の推移では、8月下旬に1000人近く、1月下旬に700人余りの感染者が確認され、2つの大きな感染の波が見て取れます。
 

また2023年5月から11月の新型コロナによる死者は県内は125人でした。

この状況に感染症対策の専門家は…

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山梨大学医学部附属病院 井上修 医師:
「肌感覚で感じる感染の波のほうが激しく、数は多かったように感じる」
「ものすごく重症化する人が増えたかというと、そういうわけでもなかったので、みんなの抵抗力がついてきていることと、ウイルス自体も少しマイルドになっている印象」


 

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4月にはワクチン接種や入院、治療薬などの公費支援がなくなり、コロナをとりまく環境は変化しましたが、井上医師は一人一人の命と健康を守るために適切な受診や予防対策の継続を呼び掛けています。

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山梨大学医学部附属病院 井上修 医師:
「熱が出る病気は新型コロナだけではないので、体調が悪くて困っている場合は医療機関を頼ってほしい」







「かからないに越したことはない病気なのは間違いないから。自分で判断して的確に予防策を講じていく用心深さは、これからの時代もますます重要になってくると思う」