近年話題に上がるようになった「インターフォン恐怖症」。来客の予定や宅配便等の受け取りならまだしも、アポ無しで突然やって来る知らない人に女性が恐怖を感じるのは致し方ない部分も。今回は、そんなインターフォンをめぐる恐怖体験を描いた緑丘まこ(@makoishappy777)さんの漫画「わたしはインターフォンがこわい」を紹介。併せて、作者の緑丘さんに本作についてインタビューした。


■「トラウマには変わりませんが、漫画に描いたことで少し発散できたような気がします」

ドアスコープから訪問者をのぞくのはドキドキするものだが、物理的な恐怖を味わうこととなった緑丘さん。この体験について、「この漫画を描くまではずっと、かなりトラウマになっていました。今もトラウマなことには変わりありませんが、漫画に描いたことで少し発散できたような気がします。とはいえ、完全に消化できておらず、いまだにインターフォンが鳴るとビクッと身構えてしまいます」と率直な思いを吐露。

同様の体験によりインターフォンが怖くなった人もいるようだが、緑丘さんは「インターフォンに対しての対策ではないのですが、ドアスコープの部分に内側から布をマグネットで貼って小さなカーテンのようにしています。あとは、当時怖い思いをしたときから変わらず、郵便や宅配などアポなしで知らない人が訪問した際は出ないようにしています」と、自分なりの対策を明かしてくれた。

本作の他にも、実話をもとにしたエッセイ漫画を中心にさまざまな作品をKindleで無料公開している緑丘さん。自身の今後について、「まだ描けていない実話を、今後はたくさん描いてすべて完成させたいです。また、フィクションの漫画にも、もっと挑戦して描きたいと思います。皆様に喜ばれるような作品づくりを心がけたいです」と展望を語った。



取材協力:緑丘まこ(@makoishappy777)