=あきらさん=「本当に今回ずっとこの日を待ち望んでいました。

」性的マイノリティのカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」が

山口市で始まり、1組目のカップルが申請に訪れました。

=市職員=

「パートナーシップ宣誓書受領証を交付いたします。

おめでとうございます」

山口市内で同居する「あきら」さんと「うらら」さん。戸籍上は同性のカップルです。

=あきらさん=

「いろんな嫌な思いもたくさんしてきたんですけどそれでもあきらめずに

こうやって活動だったりとか動き続けてよかったなって改めて思いました」

=うららさん=

「パートナーとして見てもらえないっていう事が

どこかで引っかかっている部分があったんですけど

今回こうして山口市でパートナーシップ制度が導入されて

少しだけど気持ち的に楽になって前に進んだのかなという気持ちです」

制度の導入が全国で進む中、県内で導入しているのは、

これまで宇部市のみでした。

制度を導入している自治体に移住する選択肢もあった中で、

ふたりが山口市に残る決断をしたワケは…。

=あきらさん=

「生まれ育った場所を捨てたくないなと思ってなんで自分が生まれ育った場所を

捨てなきゃいけないんだろうと思ってだったら

自分はそのままこの地で戦い続けたいなと思ったしあきらめたくないなと思ったし

いつか山口市がと思って本当に今回この日をずっと待ち望んでいました」