中学校教員の負担軽減のために進められている「部活の地域移行」。
その先行事例となる宇部市の野球クラブが市長に現状を報告しました。
篠崎市長を訪れたのは軟式野球チーム「桃山クラブ」の選手やスタッフです。
桃山中学校の野球部から今年2月、地域クラブに移行し運営組織を設立して
会則や事務局などを整備しました。
移行の前に顧問を務めていた教諭がそのまま監督に就任し、
クラブが報酬を支払う形を取りました。
教諭と地域クラブの指導者の兼業が認められているということです。
これまでは教員の勤務時間の制限により1日に数十分しか練習できませんでした。
移行後はいわば副業で監督を務める形となるため、
約2時間の練習時間を確保できるようになったということです。
=前田吉孝代表=
「先生方への負担を考慮できながら子供たちの時間も確保できるということで
意義深いんじゃないかなと思っています」
=前田拓毅主将=
「前より考えてすることがいろいろ増えて成長できたなと思います」
クラブには26人の選手が所属していて、これまで通り
中学校体育連盟主催の公式戦に出場できるということです。