飯豊町の白川湖で新緑の水没林が見頃を迎えた。湖面に浮かぶように伸びるヤナギの木々が芽吹き、緑が水面に映り爽やかな光景となっており、県内外からの観光客を魅了している。

 白川ダム上流の白川湖は雪解け水が流れ込むことで木が水に浸かって水没林となり、水位が下がる5月下旬まで色づく木々が湖面を彩る。交流サイト(SNS)での拡散などで、観光スポットとして注目を集めるようになった。

 湖岸公園では観光客が風景に見入り、湖面にはカヌーを楽しむ人の姿もあった。新潟市から友人と訪れた会社員山田真希さん(37)は「幻想的で、また見に来たい」と話していた。地元のいいでカヌークラブの堀江守弘代表(42)は「多くの人に日々変化する水没林の魅力に触れてほしい」と語った。