【ソウル聯合ニュース】革新系野党「正義党」と「緑の党」が結成した選挙連合政党「緑の正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)国会議員は11日、前日実施された総選挙で落選したことを受け、政界からの引退を表明した。

 沈氏はこの日、国会で記者会見を行い「今回の総選挙で小選挙区の有権者の信任を得ることができず、何よりも緑の正義党が惨敗した」として「長い間、進歩(革新)政党の中心に立ってきた一人として責任を痛感している」と述べた。

 沈氏は2004年に民主労働党(当時)から比例代表で出馬し、国会議員に初当選。その後も3期にわたり議員を務め、大統領選挙にも複数回挑戦した。

 今回の総選挙で5期目に挑戦したが落選に終わった。緑の正義党は小選挙区と比例代表のいずれも議席を獲得できず、結党から12年にして議席ゼロの政党に転落した。