【ソウル聯合ニュース】大学医学部の定員を増やすとした韓国政府の方針に反発する医学生ら485人が国立大学の総長を相手に定員変更などの差し止めを求めた仮処分申請について、ソウル中央地裁は30日、これを棄却した。

 定員増員は高等教育法違反であり無効だとする医大生側の主張に対し、地裁は「定員増加により医大生らの法的地位に不安・危険が発生するとは見なしがたい」と述べた。また、国を相手取った仮処分申請はソウル行政裁判所で扱わなければならないと判断した。

 医学生らは22日、大学が入学定員を変更すれば教育の質が著しく下がるとして、これを差し止める仮処分を申し立てた。