「ボノちゃん」から電流爆破マッチまで…横綱・曙はなぜリングに上がり続けたのか? カメラマンが見た“心やさしい愛妻家”のプロレス時代
(Number Web) 2024/04/16 17:29
「ボノちゃん」から電流爆破マッチまで…横綱・曙はなぜリングに上がり続けたのか? カメラマンが見た“心やさしい愛妻家”のプロレス時代 photograph by Essei Hara
曙太郎はニコッと笑って、ビールが注がれた大きなジョッキの中に小さなグラスをポトンと落とすと、一気に飲み干した。小さなグラスの中には眞露が入っていた。
それを見ていたスポーツ紙の記者が「ボクも」と近寄って横綱に挑んできた。「止めとけばいいのに」思った。体の大きさは3倍以上も違う。勝てるはずもない。一緒に飲んでみたかっただけなのだろうけど。